資産運用のひとつに、不動産投資という方法があります。
不動産に投資することのメリットとして、
預貯金などでは難しいインフレリスクに対応することができるという点があげられます。
とはいっても、不動産に直接投資する場合は、
不動産に関する知識が十分ではなばかりに、
思っていたような運用成績が得られず、
相談に来られる方もいます。
不動産に投資する場合でも、
運用利回りは指標のひとつとなりますが、
不動産投資をされる方の多くが、
投資物件を販売している不動産会社の広告に表示されている、
表面利回りばかりに目が奪われがちになってしまい、
1.住宅ローン負担。
2.管理費や固定資産税などの保有コスト。
3.不動産会社に支払うサブリースのコスト。
などを差し引いたあとの実質的な利回りで、
投資物件の評価ができないばかりに、
毎月利益ができるどころか、
毎月の赤字を補填しているという方も多く見受けます。
投資物件を販売している不動産会社も、
ローンの支払いが終われば、
赤字も解消し、家賃がそっくりそのまま収入になると言ってはいますが、
賃貸物件の場合、
その多くが築後10年を超えると、
途端に入居率が悪くなるのも事実ですので、
実物で運用する場合には、
不動産に関する十分な知識が必要となります。
尚、不動産に投資する方法として、
実物に投資する以外にも、
『不動産投信(Jリート)』に投資する方法もあります。
不動産投信の詳しい説明はにつきましては、
割愛させていただきますが、
不動産投信に投資する場合、
1.上記のような専門的な知識はあまり必要なく、
2.多くの不動産投信で、分配金による利回りが5.0%と、 高い利回りが期待できます。
3.また、不動産につきましては、売りたくなっても思うように売れないという、 『流通性』に乏しくなりますが、
不動産投信の場合、
株式市場に上場されていますので、
そのような心配もありません。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
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2011.05.09