少し前の日経新聞の記事によると、
投資信託の販売手数料や信託報酬(運用管理費用)が上昇している。
2011年12月末の平均は、
販売手数料が前年比0.11ポイント高い2.21%、
信託報酬率が同0.03ポイント上昇の1.38%と、
いずれも過去最高を更新した。
海外の証券や通貨で運用し、
高い利回りを目指すタイプなど、
仕組みが複雑で運用や販売のコストがかさむ商品増えたためだ。
投資家にとっては円高や株安で運用成績が低迷する中、
収益の圧迫要因になっている。
とのことです。
多くの金融商品につきまして、
その金融商品で運用する場合、
売買のときに手数料がかかります。
さらに投資信託の場合、
記事にもかかれているとおり、
金融商品を保有している期間はずっとかかってしまう信託報酬手数料があります。
例えば、1.38%の信託報酬手数料がかかる投資信託を100万円相当額保有していた場合、
毎年13,800円が保有コスト賭してかかってしまいますので、
プラスで運用する場合には、
1.38%を上回る運用実績を残す必要があります。
よって、金融商品で資産運用を考える場合、
売買手数料は勿論のこと、
保有している期間にかかってしまう信託報酬手数料などのことも、
十分に考慮に入れた金融商品選びが必要となります。
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2012.04.09