日本経済新聞によると、
経済的なゆとりを示す『エンゲル係数』の悪化傾向が鮮明になってきた。
2011年は前年に比べ0.4ポイント高い23.7%となり、
一年間の上昇幅は第一次オイルショック時の1974年(0.7ポイント上昇)に次ぐ大きさだった。
所得の目減りや若年層の雇用難が背景にあるとみられる。
エンゲル係数は家計の消費支出に占める食料費の割合。
収入が少なくても食料費は削りにくいため、
一般的に数値が低いほど生活水準が高く、
逆に数値が高いほど生活にゆとりがないとされる。
私自身、職業柄ということもあり、
家計診断は年間をとおして相当数行っていますが、
前年と比較して収入が減少している方の割合が、
収入が増えたという方よりも圧倒的に多くなっています。
特に、若年層では初めから年収が低くなっている傾向にあります。
生活費のみならず、
住宅ローンを組んで住宅を購入する場合、
年収はとても重要な要件となるのですが、
若い方から住宅ローンを組んで住宅購入する相談を受けていると、
もともと収入が低いことに馴れてしまっているのか、
あまり気にしていない方もいますので、
事態は深刻です。
収入が増えていくような経済政策が必要なのですが、
今の政権では難しいのでしょうか?
住宅ローン、生命保険、家計・資産のお金の悩みを解消する 渡辺 行雄のお役立ち情報
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2012.06.27