日本経済新聞の記事によると、
銀行の窓口で販売され、
契約時に保険料を一括して支払う『一時払い終身保険』のトラブルを巡る相談が急増している。
国民生活センターへの相談件数は2009年度に比べ、
昨年は約4倍。
中途解約では『元本保証』されないケースが多く、
定期預金と混同して契約する高齢者が目立つ。
背景には銀行の窓口で手軽に契約できることがあるとみられ、
同センターは注意を呼びかけている。
同センターによると、
相談には解約金の減額などマイナス面の説明不足だったり、
保険の勧誘であることを告げないまま説明に入るため、
消費者は元本割れのない預金と誤解して契約するケースが目立つとのことです。
私のところにも今加入している生命保険の見直しや、
家族のために保険に加入するということで、
相談される方以外にも、
一時払い終身保険を勧められているのだけれど、
加入して良いものかどうかという相談が、
昨年当たりは特に目立ちました。
一時払い終身保険につきましては、
解約返戻金として戻ってくるお金が預貯金と比較すると、
比較的多くなるため、
特に高齢者の方は、銀行で販売していることもあり、
まさか元本割れするようなことは考えていなかったのだと思われますが、
そもそも保険商品であるため、
加入後、一定期間経過しないと、
元本割れしてしまうことになります。
高齢者の方に説明書を良く読んでからなどと求めること自体、
難しいと思われますので、
販売する金融機関がしっかりと説明する必要があると考えます。
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2012.07.09