日本経済新聞の記事によると、
総務省がまとめた2012年の労働力調査によると、
転職者のうち収入が増えた人は全体の31.6%に留まった。
前年より1.2ポイント上昇したが、収入が減った人(40.1%)を下回る。
特に、中高年で年収が減りやすい。
年齢を重ねるほど、有利な転職先を見つけにくくなる労働市場の硬直性の一端がかいま見える。
年齢別にみると15~24債では収入増が44.2%だったが、
25~34歳、35~44歳はともに30%台、
45~54歳は29.3%、55歳以上が12.8%だった。
男女別では男性全体で収入増が27.9%。
女性全体では35.0%で、45歳以上の層で男女の差が目立った。
男性は勤続年数の長い正社員からの転職で収入が減るケースが多いためだ。
とのことです。
実際、私がプランニングをさせていただいている会員の方の中でも転職をされた方がいますが、
転職をして収入が増えた方はごく僅かな方だけで、
多くの方が収入を減らしています。
収入が減ってしまうことで、
例えば、住宅ローンを組んで返済中の方でしたら、
収入に占める住宅ローンの負担割合が増加することになりますので、
家計の圧迫要因となりますし、
住宅ローンの返済以外にも、
お子さまがいるご家庭では、
将来の教育資金負担にも、収入減は影響することになりますので、
転職を考えるときには、
このようなライフイベント資金のことも十分に考慮したうえで、
決定するようにしていただければと考えます。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
住宅ローン、生命保険、家計・資産【相談業務専門のリアルビジョン】 > 住宅ローン、生命保険、家計・資産のお金の悩みを解消する 渡辺 行雄のお役立ち情報 > 転職で収入増 3割止まり
住宅ローン、生命保険、家計・資産のお金の悩みを解消する 渡辺 行雄のお役立ち情報
- その他
2013.06.05