日本経済新聞の記事によると、
株高と円安を追い風に、従業員が自ら運用する確定拠出年金の運用成績が改善している。
2014年度末までの通算の運用利回りは年率換算で4.8%と、
前年度から1.6ポイント上昇して、過去最高となった。
ほぼすべての加入者で元本割れが解消した。
加入者によって、利回りの格差も目立っており、
運用の巧拙が老後の生活資金を左右する傾向が強まりそうだ。
加入者ごとの利回りをみると、
積極運用で10%を超えた加入者は全体の18%と、
過去最高に達した。
利回りがマイナスで元本を割り込んでいる加入者は、
14年度末では全体の1%となった。
08年度末には元本割れが63%を占めていたが、
運用収益の改善で減少してきた。
ただ元本こそ割り込んでいないものの、
利回りが0から1%未満の加入者はなお39%にのぼる。
定期預金など元本保証型商品で運用し、
株高の恩恵を受けられなかったようだ。
加入者間の運用成績の格差は拡大しているとのことです。
私のところにも会員の方をはじめ、確定拠出年金を導入している企業に勤めている方から、
投資信託など金融商品の選び方、組み入れる割合など、
運用相談を受けます。
アドバイスをさせていただいた方の運用利回りは、
良い水準で推移していますので、きっと納得していただけていることと思われます。
ただ、残念な点として、確定拠出年金で採用している投資信託の中には、
運用成績がベンチマークを下回ってしまっているものもあります。
運用出来る金融商品がある程度限定されている確定拠出年金の場合、
ちょっと気の毒になってしまいます。
確定拠出年金をとおして将来の年金資金を確保していく場合、
最低でも物価の上昇率を上回る運用をしていかないと、
資産目減りをしてしまうことになりますので、
ある程度のリスクは覚悟したうえで、
合わせて、上手にマネーポートフォリオを組んで、
リスクを軽減することも大切です。
定期預金などでは物価の上昇率を下回ってしまう可能性があります。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
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2015.07.15